鱗にキス

も〜うずうずしちゃってどうしようもなくて、
そしたらニュースで背泳世界新幻化やってて、
悶絶した後に夜の街でチャリを走らせました。
タオルと水着とキャップとドリンクを持って。
失くしたゴーグルを買いに碑文谷へ向かって。

碑文谷の匂いは、目黒の匂いの良いとこだけ。

ゴーグルと、ついでにセームも買っちゃった。
1時間は泳げる時間に、出たはずなんだけど、
プールの場所が分らずに30分以上ロスした。
1000弱しか泳いでない…初回だから良いかな。
次はちゃんとゆっくり2000とかやりたいなあ。



私は水泳部だったのに、速くないし体力無いし上手くもないので
自慢できないし特技で水泳とか言うのにも躊躇してしまうけれど、
この身体は神経全てで泳ぐことを好いているという自信はあるの。

水の中で私は自由だし、肌へのあんなに柔い心地よさは他にない。
どんなに空気をもらえなくともああやって水面を見上げれば平気。
自分の息づかいも心臓の音もどこの地上よりも近くに聞こえるし、
水中でほぐれた私の髪はいつの風よりもきれいに揺れるんだもの。

水の中は何も考えなくて良いし、何かを考える私も助けてくれる。
泳いだ後のけだるさはロッキングチェアの昼寝よりも気分がいい。
塩素で過剰に乾燥した肌のさわり心地はお風呂上がりよりも好き。




泳ぐことを好きで良かったな。

もしも泳ぎが上手くて速くて選手とかになっている自分だったら、
きっと衣裳は作っていないだろうから、上手くなくて良かったな。

3 件のコメント:

せきやゆりえ さんのコメント...

泳ぎが上手くて速くて選手とかになっているさっこを想像して笑った。はなしかけれねえ。

宮国小貴子 さんのコメント...

肩幅あって常に色黒で「は?」とか言う人。

ただの不良。

宮国小貴子 さんのコメント...

\ドッ/