みの虫泡の中

何にもありません。
何にも持ってません。
何にも話せません。
何にも出てきません。


そうして繋がってしまった後、どうしたら良いのかしら。
紐が切れて振動が消えたのに手は震えるじゃないですか。
私が欲しいのはそんな震え方ではなくて粘膜の振動です。

どうしても欲しいけれど、だけど、楽しませられないの。
花が喜ぶばっかりで何にも投げかけられないで終わるの。


「ケーキでも作れば、味を聞けたのに!」
「何日も前の味なんて忘れちまったよ!」
「どうして?袋に入っていたでしょう?」
「穴だらけである意味なんてなかった!」



電気の馬鹿。

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