葡萄ジュースを飲みながら

マキシマムについて



今年の夏、女性は曇空でも向こうが透けるほど薄いガーゼを、
一段上がった地面の上のその踝まで伸ばして歩いていました。

私はロングスカートは滅多に着ないし一着も持っていません。
あれは背が高くすらりとした女性が身につけるのが様になる。

私の母は背が高く脚も長いし全体的に細身で憧れていました。
彼女は普段黒い服しか着ないし、スカートなんて絶対着ない。
それでも夏、故郷沖縄で趣味の貝探しに浜辺を一人で歩く時、
彼女の服は空色に白い花柄の袖無しロングワンピースだった。
ビーチサンダルを履いた爪先は、深爪でペディキュアはない。
化粧もしない(顔が濃いから限度が解らないのだといって)。
顔以外に日焼け止めも塗らず、赤く焼けた肌は綺麗じゃない。

でも、海から上がった私が見る母は、何ひとつ欠けていない。
海風に吹かれながら時折屈み、俯き加減で白い浜を歩く女性。
ひるがえる裾はひかえめで、綿の密度が太陽を反射している。
吹かれる体、風上に浮かぶ凹凸は幼い私の憧れで溢れていた。

ssssssss!!!!!!!!!!!!

(ドラムロール)


この夏のナンバーワン http://www.abbondio.it/


もー…何これ…全員作りたいでしょ、こんな商品。
悔しすぎ嬉しすぎ感謝で一杯です、曲も最高です。
1889年創設の会社です、遅れててすみません。

この先の予定2

夜中に堪らず踊り出し、柱に肘をぶつける。
その時、私はダンサーでないことを知った。

この先の予定1

.





      ∧            ン
      季語鵜

○   
 
               、

––––––––––––––(あ)




      ≪
     
           ⊆⊆⊆⊆⊆⊆⊆⊆







.

ジゴロ

un 
  deux  
      trois
un
    deux
   
un       trois

     deux


            trois








.
手元からすり抜けるもの事はいつだって光っているから
うしろから迫るものはすべて第三の物であって欲しいの
当人は、髪を引いて、甘い言葉なんて吐かないで欲しい

新しいハイヒール


7月4日、誕生日を迎えせきやゆりえにイラストを貰いました!ありがとう!
みんなから祝ってもらえて、とても嬉しい。

水中を走る胡瓜

字体にファジーを擦り込みたい今夜、
硝子店から延びる道に甘い珈琲一杯。

___

鋏を一人で使うと道具
鋏を2人で使うと機械

四色の赤い山



仕事場のミシンに慣れてきて家の限界を知る。
いつも無理をさせてごめんね愛しいリッカー。

うらら

どんなに愛しい電話でも一杯の珈琲には敵わないでしょう。
この匂いも苦みも目の前に座る貴方だけに伝わるのだから、
どんな夜中にも白んだ空を背負ってでもマグを手に会おう。
部屋の匂いのまま音を聞いたっていつもの部屋なのだから。

デッキシューズを買わなくちゃ

お直しの仕事が始まりました。
街の小さいお直し屋さんです。

このバイトで作業をしてみて、
デザインしたい訳じゃないというのが明確になった。
いま私が、いちから作っている衣装は創作活動です。
こんなに幸せな衣装の仕事は、そうないと思います。
作りたい物を考えて形にするのだから、本当に幸せ。

演出の求めているものが全然私の好みじゃなければ、
私はきっと、まったく良いものなんて創り出せない。
そういう点がデザインをしないと私に言わせている。

私が考えた物でなくても作っている高揚は確かだし、
仕上がりが美しくあれば更に上昇するのを確認でき、
手で現物を扱う「作業」が自分を満たすと確信した。

裏の肌

絶対的信頼を得よう、私の手首は定規になろう。

今年一番つめを短くした日

ホーローミルクパンは薬缶よりも早く沸く

外でお茶をする際に少し元気が無い時はカモミール
紅茶のように香りを味で裏切らないのですごく良い

母が、ケーキを作った余りのバニラの皮を私に渡し
「これをそのまま、パックに入れておいてみな?」
甘くしないのにお砂糖を入れたような匂いの珈琲に

サンダルを履いて




彼女たちはフレッシュフルーツのジャム
瑞々しく愛想を振りまいて可愛く歌うの






ビールラベルを経て、やりたいことやって満足。

美人画の類は、昔から心を揺らす場所ではありました。
東郷青児さんの可愛らしい面立ちに許される気がする。
竹久夢二、中原淳一、バルガスのピンナップガールも。
鶴田一郎さんのノエビア広告は、私の美人画のすべて。

デザイン画を描かなければいけないことになったけど、
それらはもう現代では絵画のようになり得ないのかな。
昨年のスタジオボイス、表紙が浮世絵のような号の裏、
衣装の絵の中に横を向いたベタ塗りの絵があったはず。
その絵がデザイン画としては、今の理想かもしれない。

衣装のデザイナーにはなる気はないけれど、
友達の服を作るのにデザイン画1枚も描けないなんて。
描くなら理想的な1枚が描きたいわ、決まりもないし。

どこにいても水の匂いがする

春の既視感に特有のさっぱりした甘さの正体はなんだろう
背後から襟を摘まれて、胸に爪を立てて。戻りたいのかも。

大人になってはいないけど成長の境目を見たかもしれない。



前から薄々は感じてはいたけれども、
否定的なもしも話はつまらないな。そういう話、誰としても発展しない。

もしもロマンは明るくあってこそでしょう。
今と未来を天秤に乗せて未来が軽かったら、
曖昧で見えていないからと気付くべきよね。



最近、好きなものを確認する作業の途中で、
好きではないものまでも拾うことが増えた。
良いかどうかまだわからないから書いとく。

bubblegums blue

友人の日記でさえも毎日は見ない無精な私が
日参している海外モデルのブログがあります。
そして今、私がもっとも上陸を望んでいる物。
大抵望んでから5年経たないと日本に来ない。

Doe Deere
Lime Crime Makeup

彼女のやりきりと愛で満ちていて元気が出る。
色彩の趣味や洋服の趣味は重ならないけれど、
胸は騒ぎ、目は潤い、唇は歯に噛まれている。

ああ本当、早く日本に来て欲しい。




悔しい

何でもない日のパーティへの力の入れ様は似てるのに、
本当に実際やってくれる友達がいるかいないか、です。
話をしていて盛り上がっても、その先が全然進まない。
クッキーなんて作ってみせて終わって、本当は悲しい。
何で作ったのとか作れんのとか、いいでしょどうでも。
人が集まらないから一人で作って終わってるだけだよ。
経験なくても本当に作ろうと思えば誰だって出来るよ。
途中で、「楽しければ良い」となるから仕上がらない。
楽しければ良いとは、そう言うことじゃないでしょう。
仕上がってから、楽しい事は発生するに決まっている。

あの人は優しい、

学校に行かれなくなってしまいました。
でも、全額が返金されるので安心した。

ボディも教科書も定規も袖饅もあるので、衣装作りが充実しそうです。
自分で掘り下げるのは意外と得意らしいし、来年に余裕を持てるかも。

不思議なくらい前向きで、この先の見通しがすこぶる良い気がするの。
引っ越して来て、初めて視界が晴れやかになったきがする。清々しい。
こういうときの自分は上手くいくんだと解っているから余計にかしら。
文化での生活が1年繰り越された事で、絶対に針子になると決意した。
今まではなりたいと強く思っていたけど、必ずなることを決められて、
どうしてかは解らないけれど不安が全くないから、なるんだろうな私。
グラフィックを受ける前みたいな精神状態。焦りも迷いも曇りも無い。夏の日差しさえ見える気がする。

ビルのサーフェス


3人のイメージがあやふやだったけど、今日瓶詰めのフルーツジャムを見たらぴったりだった。夏の匂いいっぱい詰めて仕上げた果肉たっぷりのジャム娘!

背中の真ん中






タイの雑貨みたいな安っい手帳欲しくて作ったら朝だった
お正月と誕生日だけ豪華にして、祝日は適当な花の隅罫等

日用品は必要に迫られないと仕上がらないな
珠組とかにこだわってたら終わんないもんね

芸祭で300円くらいで売ればよかったなー

5班



明朝体を使うとき、少し縦横比を弄る癖がある。
横組には横にきつめにかけて太らせ縦組では縦にきつめに伸ばします。

それはあるデザイナーさんが、古くするために横に伸ばす、と言って、
それを更に箔押しで刷った装丁が、非常に美しく可憐だったからです。

先日の集まりで、鏡を持っているかと聞かれた時私は持っていなくて、
普段も持ち歩いてはおらず、目指す女性像を頭に浮かべ反省したので、
今日、小さくて重みのある鏡を買いました。楕円形で、丈夫そうです。

鼠の顔をした彼女


記憶がある限り、ずっと絵は書いていたし、工作もしていたと思うよ。
クレヨンを握った日から今まで、創作が無い生活なんて知らないもの。
欲しかった情報を手に入れられる場所に、やっと足を踏み入れるのに、
てのひらでこね回していたら手垢で錆びて使い物にならなくなるわよ。
公式は使ってこそ、美しく、体に染み付く。多くのスポーツのように。


サンプルできた。古くて上品でかわいいプリーツです。

赤で弾くには




あーかわいい。
流行のカゴバッグですね、買っちゃった。
あーかわいい。球体バスケットかわいい。
冬も使いそうになるくらいカゴ感がない。

球体の字面はそれだけでもう心抉られる。
この文字のあとに片仮名なんて最高です。
ん〜、月蝕バスケットでもいいかもな〜



シャネルのコマーシャルがLovin'spoonfulのDaydreamで感激した。

枝折

たまに見に行くよく解らないサイト
http://community.livejournal.com/fashiontainment/


これ良い
http://www.fashiondetails.ru/posts.php?id=2464#cut
これ凄い
http://www.fashiondetails.ru/posts.php?id=2722#cut

バービー好き
http://www.barbiecollector.com/
http://www.barbiecollector.com/showcase/gallery.aspx?t=modern&y=silkstones
バービーの使い方
http://www.fashiondetails.ru/posts.php?id=2466#cut

何語かわからないから仕組みが読めない
http://www.fashiondetails.ru/posts.php?id=2308#cut
ちょっと笑った
http://www.fashiondetails.ru/posts.php?id=2234#cut



今日はここまで

一昨日、一気に暖かくなった日に念のためのコートを着て出かけて
(実は鞄にはニットのマフラーまで入れて外に出てしまっていて)
予定通り帰り暗くなった時間まで外にいたのに気温は下がなかった
急ぎ脚で改札に向う途中で、月始めの贅沢をしたく飲み物を買って
暖かい上にコートを着ているのに温かいミルクティーを片手に早足
電車は少し混んでいて荷物も重くて、じんわり汗をかいてしまった
少し恥ずかしがりながら乗換えのホームで春の温い風に吹かれると
薄い汗が一気が冷される冷たさが心地よくて、全部正解に変わった。

そんなに身軽を求めて軽量化して光化して
一体何が重たくて減らそうとしているのか

(私の大嫌いだった)物理の授業で言えば
体重よりも重い物を引くには重い物を背負う事だったはずだから
人は触れる物への軽さを求めた結果耐えるに耐えられなくなって
紙さえも重くインクまで飲み干し、大気に負ける日はいつだろう

世の中のすべてが十二単に骨を砕いている
重たいドレスを脱いだ裸を愛せば良いのに
コルセットからの開放感を知らないならば何から解放されるのよ

グラーニュの進歩




昨日は嘘をつきませんでしたので、もう今年嘘をつくチャンスは無い。
写真は謝恩会の後、私は左です。誰に頼んだったっけ、すごく良いね。







GENTLE FOREST JAZZ BANDの久保田さんです。
ピンクスニーカーが凄く似合っていた…イメージの疎通が出来ました。
中原淳一でコーラスなんて、花も緑も波に乗って鴎とダンス、3人娘。
こうしてご一緒させていただける私はとっても幸せで、背筋が伸びる。
来月のライブ、ここでも告知します。ぜひ皆さんいらしてくださいね。

シスターズ

今私はこの3人を作る話を進めているんだよ。
左はいつも一緒にやる優日で、彼女のおかげ。
(この時の服は私の作品ではないのだけれど)
(きっと初夏には動画になる事を祈っている)

このライブすんごく楽しかった。
暗い所でずっと踊っていました。





やっぱり、グローブ必須でしょう?

小さな白ちゃん

クリスマス、何頼んでたか思い返して出てくるのは、
ハートカンパニーという女の子のおもちゃシリーズ。
お化粧品とか指輪の、そういうセットの大きいやつ!
あとは、ポーリーポケットとかエンジェルポケット!

ポケットシリーズは小さいからすぐ無くすんだけど、
大好きですごい数持っていた気がする。全部捨てた…

ハートカンパニーを頼んだときは鮮明に覚えている。
沖縄で母・叔母・祖母に囲まれサンタさんへ手紙を…
何で皆見るの!と思い隠れて書いたような気がする。

大っきいハートカンパニーが届いた時は、
本当に嬉しくて、抱えながら一日中お家で過ごした!
透明なピンクのマニキュア綺麗に剥がれるんだよね〜
塗っては剥がし塗っては剥がしてすぐに使い切った。

あと、一輪車とか眠るバービー人形とか貰ったなあ
リカちゃんよりもバービー派だった。服が可愛くて。

アイドル

朝から庭園美術館を撮影してCLASKAに移動してから
ロスパッツィオで珈琲飲んで夜フリマ戻ってシャツ買った。

500円のマッキャートを飲み460円のシャツを買った。

本当は丸若屋さんの器を買いたかったが
手持ちが無かったので名刺をいただいた。

もっと、職人風な人かと思ってたらハットを冠っていらした。
あの風貌で、九谷焼やっていますなんて、相当格好いいです。

快速東京
東京ピストルにいる、おともだちに会いました。
私は大の密売東京フアンですから、名刺すごく嬉しかったよ。


庭園美術館で朝日新聞社の方々に写真を撮られて笑った。
普段着で行ってアールヌーボ好きそうと言われる22歳…
モデルさんみたいですって言われちゃった♡人生2度目♡
載るとしたら来週の火曜夕刊らしいから図書館に行こう。






装苑のパターンでグローブ作ってるんだけど、
全く解読できないからイライラしちゃってて。
雑誌としても型紙としてもまったく許せない。
読者を馬鹿にしているのかという編集だなあ。


今この世に出ているならば欲しい雑誌や本は、

1、料理本のように美しいファッション雑誌
2、ファッション雑誌のような手作り洋裁本

どちらも古本ならばあるのが、もどかしい所。

釘と木目に大声を上げる

「あの作品、好きだよ。」

この世で一番の感情を作品に向けた瞬間を、作者本人に伝える時、
その人は愛の告白と同じくらいの大切なものを相手にわたすのに、
本人が作品を否定するのは、暴力以外の何ものでもないと思った。
照れではなく正直になった本人はそれらを向上心とするとしても、
伝えた人が自分を疑い、恥じてしまうのは容易に想像できるのに。

自分が愛せないものを出したとき、正直になるのは大罪でしょう。

NON

NINEは、全カットの画が良くて歌が良いから見てよかったです。

ファーギーが格好良過ぎて、吐くかと思った。
自分がこんな下品な表現するのは私自身驚くけど、実際そうなった。
ダンスシーンをあんなアルバムみたいにして見せていくぐらいなら、
短編集としてそれぞれ別で見たい、と少しだけ思ってしまったなあ。

歌は英語が好きじゃない訳じゃないけど英語じゃなくていいだろう。
変な訛り効かせてやらせるくらいなら全部イタリア語にしてほしい。
でもアメリカのミュージカル演出だったから私は好きなんだもんね。


エンドロールが映画の全てを物語る説に私は大きく賛同したいです。
オープニングのようなエンディングを最後まで続けてくれたら良い。
タイトルロゴが可愛くて好きなのに、に、という気持ちです。文字。

マリンは赤に因って




「東京は空も暗いのに服も暗いね。
 本っ当に色の無い街。緑も無い。
 あんな黒ばっかり着て、駄目ね。
 世界発信なんて出来ないと思う。
 挑戦して失敗して黒になるのは違うよ。」


祖母が今日、那覇に帰前の会話で言った話。



やっぱりそう見えるよ、外側から見てみると。
フォーマル以外での場、色はマナーとイコールになってきているの。
黒が吸うものは光や熱ばかりではないのだから気をつけなきゃ駄目。

全面に猫

燕尾服
黒いファー
深紅のストール
白のメッシュグローブ
金と黒のパンツ
赤いルージュ


を着て、大井町線。もう何でも出来る気がする。

胸には実父からのブローチ

水定規

銀と金のペンを買った。楽しい。

近くの文房具屋さんに初めてちゃんと入ったら、
ツバメ常備!特A5もちゃんとあって、助かる。
コクヨのコピー用箋が色々あって良いお店です。

ファッション誌なんて見ててもまったく自己生産無いけど、
宗教画や肖像画、19世紀までの絵を見ていると沸騰する。

あー素敵。全部着たい。
新宿の朝帰り、向いのホームには黒服の人しかいなかった。
21世紀の夜明け、カラー写真なんてどこで撮影できるの。


このスカート可愛い。
(ルノワール「ヴァルジュモンの子供たちの午後」より)

嘴は赤褐色




歌舞伎町、黒鳥の湖に行ってきました。
すごく良かった、最高に楽しかった…!

可愛くて肌綺麗でいい匂いして、キャンディーが歩いてるかと思った。

演劇の友人と行ったからショーの舞台装置や照明に感激してしまった。
全然真似できる範囲の技がもの凄く効果的に使われていて反省した…。
捌け口のゴムとか出来る、絶対。それだけのために劇やりたいくらい。


寝ずに、愛するユニットnormの本を見返している。
確かサンフランシスコのアートブック専門店のようなところで買って、
その時は膨大な本の中に1冊だけしか無く運命的!と手に取ったけど、
衣装を考えなければと思いながら見ると衣装が浮かんでくるから凄い。








磨かれた中に一つの気泡



菊池寛実記念 智美術館

 藤本能道 〜命の残照のなかで〜 




素晴らしい展示なので、是非足を運んでいただきたいです。
訪れる前から、展示されている器を楽しみにしていました。
それはもちろんの気持ちですが、初めて踏み入れる美術館、
そこに対しての考えを、あまり巡らせていなかったのです。

神谷町、ホテルオークラの瓶覗きの水色にほうと息をつき


涼しい鉄の自動扉
硝子の手摺で降りる螺旋階段


何度でも訪れたい、記憶を反芻したい美しい美術館でした。
照らされた器に涙も浮かびましたが、それは全体の空気に。
展示デザイナーの仕事を、あんなに肌で感じたのは初めて。






「だが、実際にあたると
 すべての考えは蜃気楼のように遠のいていく」 藤本能道

10分の1で卒制再現中

爪にはかなわぬ

口紅を塗るのは、今でも怖くて出来ません。

幼稚園の時、祖母の化粧する姿を見ていて、
紅刺し仕草が美しく憧れてせがみましたが、

「口紅をすると、唇の持つ本来の赤みが消えてしまうよ。
 毎日すると益々褪せるから、大人は口紅を手放せない。
 そのままの色が一番可愛いいうちに、気を付けなさい。」

と言われて、口紅をしたいと思わなくなり、
今でもちょっと怖くて、口紅を塗りません。

きっとイタズラをしないためだと思っても
その時の祖母は優しく真剣な顔だったので
毎日化粧をする今も、口紅だけは出来ない。

大人になる覚悟を決めた朝、私の紅刺し指に赤が点ります。




口紅彫刻はまたやろう

ロウ

叔母が来ている。
メディキュット履いて寝るのを見て、

「寝るときそんなのつけて窮屈じゃない?!
 あーそういえば、こないだね、
 寝るときの格好の話になって、私は何も付けないでパジャマなんだけど、
 それ言ったら友達が“Chikako! That's TMI!”って言ってさ!
 十何年も住んでて初めて聞いたの、TMI。
 意味わからなくて聞いたら、Too Much Informationだって、あっはは!」


使いたい。

レイクサイドカッフェ






山中湖に行ってきました。
湖の側のカフェは全面ガラス




山中湖



目論見

・クリーム
・檸檬
・パイ
・こく
・くるみ
・有難う の、が
・サテン
・ひ(冷・氷)



音と五感の釣り合いについての

甘やかに、檸檬

ヘチマコロンに歌があったなんて知らなかったな。
昔は、公募して曲を付けて流行ったりしたらしい。

夢二の歌詞にも音律があるのなら、知りたいなあ。

http://www.hechima.com/



通販のヘチマコロンピュアのボトル凄く可愛いよ。

化粧水も洗顔も肌との相性がもちろん一番だけど、
鏡や部屋や洗面台との相性もとっても大切なので、
ボトルデザインを出来る人に心から羨ましくなる。
誰かの毎日の習慣を共にする勇気を持っている人。


ヘチマコロンは、ロゴタイプが大好き。
医療品のように、清潔なボトルも好き。
エッグソープは、箱を貯めて今5個目。


ソフィーナボーテは久々に欲しい基礎化粧品です。
年齢が達するまで洗練されつつ残っていてほしい。
サイトやCMで流れている曲が全てかもしれない。
さすがシアタープロダクツ。サントラ出してよね。

昔のアムウェイのデザインは本当に大好きでした。

会社形態には賛否両論で意見等は色々在りますが、
米国本社や農園を訪れた際とても印象が良かった。
小学生までは毎週、アムウェイのパーティでした。
上の人に招かれたり公演行ったりしてた(母が)。
私は会場ロビーで絵を描いて待っていましたけど、
今考えると完全な別世界が成り立っていたなあ…。
上の人の家が豪邸すぎて、帰りたくなかったもん。
フランス美女。イレーヌでイレちゃんと呼んでた。

その頃のデザインは、簡素でカッコいい、モダン。
黒、スキンベージュ、金、白が殆どで飾りは無し。
その口紅のイメージが強くて、シャネル趣味かも。
だいぶ前にやめて鍋以外ほとんど残っていません。



(書いている間、BGMはソフィーナボーテ・サイトの曲“Amoroso”

壁掛けの時計が欲しい。



秒針もついているもので、セイコーの船時計のようなものがいい。

頭の先から足の爪までの全身を描く事がとても苦手になっていて
表情がとても邪魔。口も目も、何も喋らなくていいって思うのに!
状況も人物も何一つ特定されず透明な壁に吊るされていて欲しい。

ブリュー





実はまだ引っ越しのダンボールが2箱残してるままだった。

シャ

近所にある美容室のパーマネントの機械が見えるドアーは、
琉球ガラスのひび処理の様に銀糸の線で目隠しされている。
しゃりしゃりのドアーの向こうのパーマネントチェアの前

ジョーゼットを爪で撫でる

声のざらつきに指先を寄せる

ある人は何度も本を読むのは作者に対して失礼だと言ってたけど
私は全く正反対の事を考えていてそれは今も変わらない思いです。
作ってみると、何度だって開いて欲しいし、そう作りたいと思う。


(デザインの生態学の感想)

この本の第一部は知覚的に周りの環境を捉える、みたいな話です。
何も無い空間に物がある、という見方で環境を感じるのではなく、
均質な媒体と不均質な物質とその境界にあるキメとで感じるとか。

「不均質さで異質な物を見分けるということ」
「まったくキメがないか、
 どこでも同じキメの周囲に取り込まれた時には
 靄のようなもの以外なにも見えないということになります」

この部分の輝きは初見の時から私の中でその光を絶やしません。良い角度で光を反射するキメでありたいな。




化学式、数式、展開図、整理整頓を好きなのと同じテンションで
「生態学」みたいな字面や語感が持つコントラストに惹かれるの。
何何学って何とも混じり合わないような性質を持ってる気がして。
それ自体が幾何学的というか、鉱物的というか、4次元というか。
そして、それら学には色香が漂っている。もう、その表記だけで。
幾何学なんて見ただけで、大きく胸をずんと鳴らすような艶めき。
学の一文字では成立しないエロティックな何かが確実に発生する。エキゾチックな何か、でもいいかも。

私がものを好きなる水平線に、美しい、色っぽい、があるけれど、
そこに引っかかるエキゾチックさが○○学の隅や全体に潜んでいる。
そのエロティックな何かの何は、ベルメールに感じるものと同質。
常に、淡く強く放たれているようなコントラストを持っているの。

五線

鳥と小鳥と鳥 鳥と鳥

(頭文字を左から)