今朝の水質

毎日毎日、外と空では足らない程の花の匂いが窓から傾れている。

「どろりと、濁音さえも収めきらないほどの質量は浮かべない。
 7階は既に浸香している、もう地下へ進む他に行き場は無い。」
「地下へ進めというのですか。どこで燃えるのかわかりません。」
「水が足りない」
「それは煮詰めたのではなく、粘液の形状に因る物だからです。」



「アドバルーンに吸い付いたのは私です。」

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