カオリエンドウ

肌のような曇りと、その向こうからの日差しで起床して
少しだけ早い時間だったのでゆっくりとお化粧しました。

薄付きの化粧にたっぷり時間をかけて過ごす朝の部屋は
桜の気配がするほど柔く、ほんの少し酸味の利いた陽が
そこら中の白で跳ね返り溶けあった飛沫で満ちています。

なんて瑞々しい季節!
まだ目を瞑っている!
睫毛の際が目蓋の線が鼻筋からの浅い影が、どれも甘い。

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