梅は満開を過ぎた

幼なじみのお母さんの姪の生まれたばかりの娘さん


に会いに、埼玉県へ。
幼なじみのお母さんと、母と、私でお邪魔しました。
娘さんは、生後3ヶ月。名前はさくらこちゃんです。




小さいとき、周りの年下の子の面倒見役だったのに。
あの頃はこの小さい手にやすやすと触れていたのに。
…すごく怖い…、私が触れても大丈夫なんだろうか…

着いて直にさくらこちゃんの元へと駆け寄る母達を、
私はこういう気持ちで後ろから見て立っていました。
何で怖いと思ったんだろう、手が冷えていたから…?

それよりも、私は以前よりもずっと何倍にも増して
生き物に触れる事に臆病になっている気がしました。
総ての表皮の弾力がどんなに強いか知っているのに、
目の前にすると知らなかったような感覚になります。
直視しているのか虚像を見ているのか解らないけど、
これを越えないと病気と判断される気さえしている。

何でかなあ…緊張を誤って感じているだけなのかな。
最後はちゃんと抱っこしてあやして笑ってもらえた!
思い出すと、幸せな色した溜め息が出る程に可愛い。



それから、
母がさくらこちゃんを抱いている姿を目にした瞬間、
どっから湧いたかも解らない気恥ずかしさが溢れた。
幼なじみのお母さんが抱いているとこは見れるのに、
どうして母になると恥ずかしさで隠れたくなるのか!(曖昧な気持ちだ)

それは多分、
その場にいた大人全員が小さい私を知っているから、
いつ「小貴もこんなに小さい時があったのにねー」
とかいう話題をふられるのか身構えていたからだな。(と思う事にした)

あ、あと、
その場にいた私とさくらこ意外全員が母だったのね。
で、母はみんな、さくらこを抱っこすると揺れるの。
それも綺麗にみんな同じ拍で右に左に体を揺らすの。
で、私はそれが自然に出ることだと思ったんだけど、
やっぱり私が抱いたら出来なかった。全然駄目なの。(予想はしていた)

天使だとかコウノトリだとかは皆、あの拍子で揺らしているんだろうね。
きっと、出会ったお母さんだけが、あの拍子で揺れることができるんだ。




あの内々からの、まさに弾けるかのごとく膨れた、小さな足の指のはら。
絵画の中か水面の奥か、どうしてこんなに目映い肌をしているんだろう。

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