釘と木目に大声を上げる

「あの作品、好きだよ。」

この世で一番の感情を作品に向けた瞬間を、作者本人に伝える時、
その人は愛の告白と同じくらいの大切なものを相手にわたすのに、
本人が作品を否定するのは、暴力以外の何ものでもないと思った。
照れではなく正直になった本人はそれらを向上心とするとしても、
伝えた人が自分を疑い、恥じてしまうのは容易に想像できるのに。

自分が愛せないものを出したとき、正直になるのは大罪でしょう。

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