今、どうして自分がこれほど高鳴っているのか、一瞬忘れてしまっていた。
砂とも水ともつかない脆い透明が少し開けた窓からの風で飛んだ。
そこに型流しされた板状であったはずのものが、さああと散った。
答えは「もう2月がきてしまう」と天の邪鬼に嬉しさを感じたからでした。
2月と言えばもしかすると冬本番はこれからですという具合だろうけれど、
この一日中15cm程窓を開けているともう、春の匂いしかしていません。
そして私の部屋も、それに違うことなくすんなりと受け止めているのだよ。
この街の(私の部屋の)季節はなにより鼻をくすぐることから始めますね。
植物は、目を楽しませるよりも先に微香をけぶりのように燻らせているの。
香水を付けてしまうとその変化には気がつけないんですよ、私の鼻は弱い。
だから、特別な日にだけ、香りの舞わない練り香水をほんの少し付けるの。
あー2月ですって。
2月って、表記も響きも(にがつ、卯月、February、どれをとっても)
なんだか女の子って感じしませんかね、あんまり通じないのかなこれは。
というか、私は小さいときから「偶数は、女の子だな」と思っているよ。
もちろん「奇数は男の子」で、1と7はすごくかっこよくてモテるんだ。
女の子でモテるのは2と4。例えると2はミニーで4はデイジーな子ね。
あとね、イレギュラーで6は男の子です。もう一人、9は女の子ですね。
1と2は仲がいい。付き合ってるかどうかはよく解らないけど、仲良し。
8はおっとりしています。3はお調子者で、1とよくつるんでいますね。
7はね、すらりと背が高くて流し目をよく使い、クールぶって振る舞う。
5は短パンがよく似合う、普通の男の子。(これ全部小学生という設定)
6は活発!でも意外と勉強もできる。イメージカラーはオレンジだなー。
9はまるい声で喋る。少しレースが付いたうすむらさきの服を着ている。
共感覚っていうのは、これが実際目に見えたりすることなんでしょうか。
私は目には見えないけど、頭の中ではわいわい楽しそうに遊んでいるよ。
そういうわけで(横道に逸れて疲れた)、2月は女の子ということです。
横道の続きだけど、
そういう小さいときからの自分の中の勝手な作り話は私にはまだあって、
トランプマークの話だと、ハートとダイヤはスペードを取り合っていて、
クローバーはダイヤに片想いしている、そしてダイヤにあしらわれてる。
ダイヤはクローバーの気持ちを解っているけどやっぱりスペードが好き。
美人だけど目つきキツめ、ちょっとヒステリックな所がコンプレックス。
クローバーはダイヤの気持ちを知っているけどどうしてもアタックする。
情けない顔がよく似合うし、ちょっと駄目な子、だけど憎めない男の子。
で、そういう2人を無視してハートとスペードは両想いなのですこれが。
しかしスペードは浮気性で(クイーンとかに手を出す)ハートやきもき。
だからいっつもハートとダイヤがスペードを追って後ろからクローバー。
その構図をあじわっているからスペードの浮気性はいっこうに治らない。
ちゃんちゃん。本気ですよ、これ。今でも。ミクシーにも書いてみよう。
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