昇降に耐える




12月も終わるというのに、やっと家に貼りました。
さっさと作った割には珠の組版も気に入った物です。

Clipに、昨夏の「小さな貝、中にいる子ども」という作品を上げました。
これは国立本店での企画、通過展に出品したもので絵本としては2作目です。
展示テーマは自画像。本のタイトルは本名 “小貴子” を分解して付けました。

ストーリーも脈絡もない散文と私の絵が同居している自画像としての絵本は、
やってみたかった、大きな文字での組版と句点の「.」が主役でしょうね!笑
これは私が宝物にしている雑誌gq(グラフィック・クオータリー)の真似。
ハンスベルメールの記事の組版が美しくて、どうしてもやってみたかった物。

本当は印刷された物を載せるべきだったかも…
時間できたらスキャンします。家のスキャナーでは大きさが足りなかった…。





落葉樹の枝先に恋をしているのは鳥でも実でも私でもなく、雲のない空です。
冬の貴方の眼差しは、何にぶつかるでもなく私の眼を狂うほどに冴えさせる。
雫の落ちる音とともに私の胸は骨を押し上げ筋を浮かせて、冷たく燃えます。

0 件のコメント: