木魚の音に合わせて昇る椅子を見ました。

小さな童子が木組みの上2点を吊り上げ、
一打の木魚とともに一段ずつ昇って逝く。
中央に立ち、手は童子に任せていました。
その足下は当に黄金蓮の花でありました。

連打とともに右回り、左回りを一度ずつ、
その間眼も回さずに笑って珍しがる様子、
終りに雲海から見下ろす顔は楽しげです。



初めて抱きしめられた。

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